2016-04-16

第56回 他人へのやっかみは、やっかんでいる自分が美しいか美しくなしか、美学をもって葬り去れ

【他人へのやっかみは、やっかんでいる自分が美しいか美しくなしか、美学をもって葬り去れ】

□ ざっくり言うと
・他人へのやっかみは自分の最大の敵である。
・他人へのやっかみが自分の判断を狂わせる。
・自分の姿勢は美しいか美しくないかと問いかける。
・美しいと言い聞かせることでやっかみを葬り去る。

さて、「ビジネスマンが最強運を引き寄せるための五種の神器」シリーズをお届け致します。五種の神器とは、「本質」、「美学」、「感謝」、「覚悟」、「勇気」のことです。この五種の神器を持つことで、ビジネスマンが最強運を引き寄せられようになります。
尚、今回のお話は「ビジネスマンが最強運を引き寄せる方法」のPodcastでも聞けるようになっています。→ http://goo.gl/sVUL1o

第2回目は、美学の話です。
「他人へのやっかみは、やっかんでいる自分が美しいか美しくなしか、美学をもって葬り去れ」

私、起業して今年で14年目を迎えます。その13年間、戦ってきた中での最大の敵は、自分の心の中にいる「他人へのやっかみ」です。この「やっかみ」が自分の判断を狂わせ、会社を間違った方向に舵とりしてしまいます。

この「やっかみ」を倒すことは至難の業です。唯一、この強敵を倒すことが出来るのが、それは、「自分の美学」 です。美学とは、美しさに関する独特の考え方です。

震災後、このような「やっかみ」が、私に襲いかかってきました。本社がある福島県いわき市は、東電へ福島第一原発事故による賠償請求が出せる地域です。取引先の人たちが、「東電へ賠償請求を出せば売上が下がった分は貰えるよ。うちでも、2千万円もらったよ」と言って来ます。

しかし弊社は、注文のキャンセルや返品が発生しましたが、社員全員が一丸となって働き、展示会への出展などの投資を行ったため、前年より売上は上がりました。ただ、投資をしたために利益は大幅に減少していました。

つまり、弊社は賠償の外の会社なのです。ここで襲いかかってくるのが、自分の心の中にいる「やっかみ」です。「A会社は2千万円もらえていいなー」正直、一瞬、脳裏をよぎります。この「やっかみ」を葬り去るには、”企業理念” ”企業目的” などでは、話にもなりません。「自分の美学」だけが葬り去れるのです。

葬り去るには、自分に「正しいか、正しくないか」ではなく、「美しいか、美しくないか」で問うのです。「正しいか、正しくないか」は立場によって変わります。ただし、「美しいか、美しくないか」は万国共通なのです。美しいものは、どこの世界でも美しいのです。

「福島第一原発事故を物ともせずに、社員全員が一丸となって我武者羅に働き、展示会出展などで新規顧客の開拓を行い、前年の売上を超えた会社は、美しいか、美しくないか」

答えは、「美しいのです!」

この、「美しい」と云う言葉の力が、「うちでも東電から2千万円もらったよ」という言葉を葬り去ってくれるのです。これが「美学」を持つ力なのです。他人へのやっかみは、美学をもって葬り去れ。この言葉を教えてくれた出来事でした。

尚、今回のお話は「ビジネスマンが最強運を引き寄せる方法」のPodcastでも聞けるようになっています。→ http://goo.gl/sVUL1o
最後までお読みいただきありがとうございました。次回も楽しみにしていてください。

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