2016-01-16

第50回 自らの心に火をつけられることが、もっとも高いスキルである。

【自らの心に火をつけられることが、もっとも高いスキルである】
□ ざっくり言うと
・ 嫌なことがあったときに親への感謝で心に火をつける
・ 人生の目標に日付を入れることで心の火を灯し続ける
・心についた火を灯し続けることで目標が達成できる。
「ビジネスマンが最強運を引き寄せるための8つの気付き」をお届け致します。
尚、今回のお話は「ビジネスマンが最強運を引き寄せる方法」のPodcastでも聞けるようになっています。→ http://goo.gl/sVUL1o
1回目は、「遠回りをしたのではない。体力をつけてきただけのことである」
2回目は、「意識して前向きになるのではなく、勉強して前向きになるのである」
3回目は、「楽して儲けようと思うと他人に目が向き、努力して儲けようと思うと自分に目が向く」

そして第4回目のテーマは、「自らの心に火をつけられることが、もっとも高いスキルである」です。

28年前の私が入社した時の話です。新入社員として働いていて、半年が過ぎたころです。当時の上司でもあった課長と係長から呼び出されて、「大内、お前仕事の覚えが悪いじゃないか。完全に落ちこぼれだぞ。このままだったらクビだからな。」と言われました。

唐突に言われたものですから、本当にへこみました。そして、「はい。分かりました。こんな会社もう辞めます」と喉まで出かかりましたが、今まで働いて大学にまで出してくれた親に対して申し訳ないと思い、その言葉を思い切り飲み込みました。

その時に、このまま辞めたのでは、自分が負けで終わってしまう。辞めるのはいつでもできる。辞めてもらって困るような存在になった時に、この二人の上司に辞表を叩きつけにいこう。そして、この上司たちから「頼むから辞めないでくれ」と言わせようと、逆に心に火がついたのです。

心に火がつくと直ぐに行動に現れます。その日から、ホストコンピューターのマニュアルを持ち帰り、毎日勉強するようになりました。すると、少しずつ仕事が出来るようになってきて、翌年には「辞めてもらっては困る」存在になっていました。

ただ、実際に「辞めてもらっては困る」存在になってみると、その当時の出来事など良い思い出になっていて、もちろん辞表など叩き付けには行きませんでした。

心に火をつけるために大切なことは、これは「親への感謝」なんですよ。親を悲しませたくないからこそ、喉まで出かかった言葉を飲み込み、我慢することが出来たのです。

もう一つは、人生の目標に日付を入れることです。独身の方だったら、30歳までに結婚するとか、結婚されて子供がいる方だったら、35歳までに家を建てるとか、日付を入れて決めることも、心の火を灯し続ける手助けになると思います。

人生の目標と皆様の大切な人を心に思い描いて、心に火をつけ灯し続ける。それが人生において一番大切なスキルなんです。

会社員として勤めている方は、そう簡単には給料は上がらないですよね。私も初任給13万8000円ですからね。そして翌年3000円アップして14万1000円になりました。ただし、2年目から市県民税などの引かれる税金があったので、手取りは11万円位でした。

「こんな給与で結婚なんかできないな、家なんか建てられないな」と頭をよぎりましたが、それでも、私には25歳で結婚して30歳で家を建てると云う目標があったから、それでもあきらめずに腐らず頑張れたのかもしれません。

給与が安いと嘆いたところで、結果的に会社の利益が増えない限り、給与など上がることもございません。ですから私は、常に会社に対して生産性が上がる提案書を作成していました。

すると、少しずつですが給与は上がって行き、当初の目標よりは1年遅れですが、26歳で結婚して31歳で今の家を建てることが出来ました。

生まれつき才能がある人は、本当にまれだと思います。そういうスキルよりも、もっと高いスキルは、自分の心に火をつけ灯し続けるスキルだと思います。皆様も今年は自分の心に火をつけ頑張ってみて下さいね。応援しています。
尚、今回のお話は「ビジネスマンが最強運を引き寄せる方法」のPodcastでも聞けるようになっています。→ http://goo.gl/sVUL1o
最後までお読みいただきありがとうございました。次回も楽しみにしていてください。
*********************************************************
ビジネスマンが最強運を引き寄せる方法
株式会社システムフォワード 代表取締役 大内 一也
https://www.facebook.com/kazuya.ohuchi/
http://kazuya-ohuchi.com/

トップページ


*********************************************************

関連記事