第52回 強い人が弱い人を守るから、弱い人が強い人になれる
□ ざっくり言うと
・ 生まれつき仕事が出来る人などいない。
・ 仕事ができないのは教え方が悪いことに目を向ける。
・ その文化こそが他社との差別化になる。
「ビジネスマンが最強運を引き寄せるための8つの気付き」をお届け致します。
尚、今回のお話は「ビジネスマンが最強運を引き寄せる方法」のPodcastでも聞けるようになっています。→ http://goo.gl/sVUL1o
第6回目のテーマは、「強い人が弱い人を守るから、弱い人が強い人になれる」です。
これは私の長男が中学生だった頃の話です。部活のことや受験のことで、自分の思い通りに行かなくて落ち込んでいました。
そんな時私が理由も聞かずに、「男が落ち込んでどうするんだ。世の中なるようにしかならないから、くよくよするんじゃないよ」
すると普段は温暖な妻から強い口調で、「世の中、あんたみたいに強い人ばかりじゃないの。弱い人の気持ちになって、ちゃんと一緒に考えてあげなさいよ。生まれながらにして強い人間などいない。強い人が弱い人を守るから、弱い人が強い人になれるのよ」
反論の言葉などございません。まさしくその通りです。野生の草食動物だって子どもを守るために、命がけでライオンだって追い払い子供を育てます。自分が未熟だったことを痛感させられた言葉でした。
そして、それを会社に置き換えて考えてみました。
社員だって同じことなんです。初めから出来る人などいないんです。でも。常に自分の時代(経験)と置き換えて、出来ないのは社員が悪いと思い込み、自分の教え方が悪いことに気付こうとしない。
これでは、人が育つ訳がございません。
出来の悪い社員がいた場合でも、先ずは教え方に問題はないかと考え、教育方法を進化させていくことが、これからの企業として大切な事だと思います。
もちろん、大変です。育つまでに1年2年3年かかります。そして、それで辞められたら元も子もないです。でも、それが他社に真似されない企業としての差別化になると思います。
「強い人が弱い人を守るから、弱い人が強い人になれる」
社員を競争させて切り捨てる社会から、社員を守り育てる社会にして行きたいですね。
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